こんにちは☀
西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩🌾
先日、ある日本人男性と数日間話す機会がありました。彼の話を聞いていると、日本の社会の闇と言うか、諦めというかなんとも言えない気持ちになりました。
でも、それって彼がそう思っているだけで、現実は変えられるかもしれないのに・・・
という気持ちになりました。
本題に入る前に、うちの旦那氏について紹介します。
うちの旦那氏
うちの旦那氏は、超ポジティブ人間です。
ポジティブ思考で常にあれこれ考えていて、とりあえずそのときのベスト案をやってみる。失敗したら原因を突き詰めて、再度挑戦を繰り返しています。
考えることが好きだからか意表を突くアイデアも多く、周囲を驚かせることも多々あります。そんなこんなで、オージーの親戚や友達から見ても、旦那氏はちょっと変わり者でもあるようです。
色んなことに成功して人生順風満帆に見えそうな人ですが、過去に大失敗もしてきたようですし、現在も何かと問題はあります。そばで見ていると、物事に対する努力が半端ないので心配になるくらいです。
でも人にはそういう姿を見せないし、見ていない人からすれば良い所だけ見えて、すごーいって言われがちのタイプです。特に日本人に『すごーい』と言われすぎて、数少ない日本語レパートリーの中に『スゴイ』が入っているほど。
ここまで自分の旦那を褒めまくってしまいましたが、もちろん欠点もあります。ネガティブになることもあります。パートナーとして一緒にいると色々あります。喧嘩もたくさんします。人間だもの。
しかし、断言できるのはポジティブな努力家であること。
しかも、そのポジティブさを人にも分け与えられる力もあります。医者からも病院で患者を励ます仕事をやらないかとオファーをもらったこともあるそうです。
空を飛べない旦那氏
なんでも器用にこなす旦那氏を見て、以前うちの母が旦那氏に出来ないことがないのかと尋ねました。
それに対する旦那氏の答えは
『空を飛べない。スノボは苦手だけどね!』
この答えの真意は、やっていないのに出来ないと決めつけてはいけない。とにかく行動を起こすべきだということです。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
旦那氏のポジティブ思考の源は、とにかくやってみよう!そうすれば、何か分かるさ!!なのです。
日本人男性とのやりとり
旦那氏についての前置きが長くなりましたが、そんなポジティブ人間がこちら方面へ旅行に来た日本人男性(Oさん)と話す機会がありました。
Oさんの詳しい事情は伏せておきますが、自身の年齢と健康面が影響してか何事にも諦めた感じ。色んなことに対して、ちょっとした文句も多い。Oさんは英語が話せないので、常に私が通訳で入っていました。
Oさんはお酒が入ると饒舌になり、私たちと過ごした最終夜には『旦那氏が羨ましい。これだけの土地があって、機械もあって暇することがないでしょ。俺の人生なんてお先真っ暗だ!!』と言っていました。
そんなOさんに対して旦那氏は、Oさんが日本で出来そうなことのアドバイスをたくさんしていました。
それに対してOさんは『でも~』、『そんなの言ったて・・・』『日本では無理!』と否定のオンパレード。
それでも旦那氏は最後の別れる直前まで、オーストラリアでもOさんと同じような境遇の人達が立ち上がって成功した具体例などを示してあげていました。
別れの際には、Oさんがちょっとポジティブになっていた気がしました🙂
Oさんと別れてから旦那氏が
You can lead a horse to water, but you can't make him drink.
と呟きました。
これは英語のことわざで、直訳すると
馬を水飲み場までは導くことは出来るが、飲ませることは出来ない
という意味になります。
要は、その機会を与えることはできても、本人にやる気がなければ無理やりさせることは出来ないということです。
Oさんに実例を示したりアドバイスをあげましたが、それをやるかやらないかは彼次第なのです。
Oさんと別れて数日後に、Twitterでこんな投稿を見かけました。
日本の生活に不平不満を言う日本人男性に対して旦那が『ああしてみたら?こうしてみては?』とありとあらゆるポジティブ提案を出していたが、ことごとく『でも』、『日本では無理』と否定されまくり。
— 兼業農家のナイーブME in 🇦🇺 (@kengyonouka) 2019年12月16日
その夜旦那がポツリ。『You can lead a horse to water, but you can't make it drink』その通り‼️
思わず旦那氏とOさんのやりとりとことわざをリプってしまいましたが、羨むだけでは何も変わりません。どんなにアドバイスや励みを受けても、やるかやらないかは自分次第です。
やってもいないのに『自分では無理』と決めこんで人生に制限をかけるのはもったいない!!
日本に帰ってOさんが何か始めてくれていたらいいなー