ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

オーストラリアの師走の交通事故・ロードキルに注意⚠


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こんにちは☀

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

先程カレンダーを見たら、今日から12月になることに気づいてビックリしました💦ついこの間、11月になったと思ったのに。。。

師走は年末に向けて大忙しの時期ですよね。何でも年内に終わらせたいのが、日本人の心かと思います。オーストラリアでは、『今年中に!』というより、『クリスマスまでに!!』の思考が強いです。そのため兼業である建築の仕事では、ここのところ依頼を受けた場合は『クリスマスまでにはできません。』ということをキッパリ伝えてきます。なんせ、ファームのことだけでも忙しいので💦

 

師走は交通事故に注意

教師時代には生活指導として『12月は交通事故にいつも以上に気をつけよう』という話をしていました。暗くなるのは早いし、年の瀬と寒さで急いでいる人が多いから、事故が起きやすいということで。実際、警視庁のまとめで12月が年間で最も交通事故が多いとされています。

打って変わってオーストラリアの師走というか、最近の田舎サイドの道路事情としては

Road kill(ロードキル)が多いです。

 

ロードキルとは

Road(ロード)=道路

Kill(キル)=殺す

ロードキルとは、道路上で動物を轢くこと、それによって死んでしまった動物をさします。

オーストラリアのロードキルはカンガルーが断トツに多いですが、他にもキツネやウサギ、エミュー、逃げ出した家畜などいろいろです。

そして、先週あたりから群を抜いて多いのが野鳥のロードキル!

今、西オーストラリア州南部は収穫期なのです。特に私たちのファームエリアのほとんどが、大麦やキャノーラなどの大型機械系ファームが多いので、収穫真っ最中です。

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収穫出来た穀物はReceival point という穀物回収所に集められ、そこから世界中へと輸出されていきます。

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なぜ最近、野鳥のロードキルが多いかと言うと、トラックからこぼれ落ちた穀物を食べに来る鳥が多いからです!

エリアにもよると思いますが、田舎の方を運転しているとこんなトラックと1日何十台もすれ違います。

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このトラックは穀物専用のコンテナを積み、ファームと回収所の間を行ったり来たりします。たいていコンテナ2つですが、たまに写真のように3つのトラックもあり、その車体の長さからロードトレインと呼ばれます。車長は約30メートルあるので、追い越す時には余裕をもちましょう。

とにかく先週あたりから、このトラックからのおこぼれ狙いの野鳥のロードキルの数が半端ないです。

ピンクや緑、赤といった鮮やかな鳥から普段は賢い真っ黒なカラス、大きなエミューなどの死骸を一日に何羽も見ると心苦しくなります。

ファームエリアは普段から鳥は多いですが、いつもなら退いてくれる鳥がおこぼれを食べるのに必死で退いてくれず・・・ 残念ながら轢いてしまうこともありますが、110kmというスピードを出しながら急ブレーキや急ハンドルは出来ないので仕方がありません。

この時期は鳥に限らずカンガルーの出没も増えるので、オーストラリアでの運転はくれぐれも気をつけましよう。

ちなみに、こんな風景も道路でたまに見かけます。

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これは、収穫した穀物を保存するサイロを運んでいる様子です。このように、大きな物や超大型農業機械が道路を通ることがあるので、道を譲りましょう。

 

オーストラリアの交通事故の多い時期

こちら、オーストラリアの死亡事故件数の時間帯や時期を示したデータです。

 

Most Dangerous Times to be on Australian Roads - TeletracNavman.com Infographic  

Infographic created by Teletrac Navman

   

 州によって違うようですが、ざっとみるとやはり暗くなるのが早くなり始める秋の3月から冬8月は事故は多いのかなぁと思います。

このデータを旦那氏に見せると、意外な結果に驚いていました。というのも、旦那氏的には12月の事故が多そうだと思っていたからです。

旦那氏の予想では、クリスマスシーズンの12月には飲酒運転が増えるので交通事故が多いと思ったそうです。

これ、確かに十分有り得ます。

オーストラリアは飲酒運転が認められている国です。

血中アルコール濃度が0.05未満までならば飲酒運転になりません。どれだけ飲めるかは体格や体質によりますが、オーストラリアの平均では

  • 男性は最初の1時間はビール2本まで、それ以降は1時間に1本まで
  • 女性は毎時間にビール1本まで

※ここでのビール1本は375ml 

※体格や体質によるので、この量が法律で許されている訳ではありません!ただの一例です。

厳密に言うと、スタンダードドリンクと言ってアルコールの強さによって摂取できる量が違いますが、5時間のパーティーで男性がビール6本、女性が5本飲んだ後に運転しているかもと思うと怖くないですか?!

これがクリスマスシーズンになると、明らかにパーティーの数は増えるので、基準値内と言えども飲酒運転者が増えることは間違いなさそうです。

ちなみに私はお酒を飲みますが、旦那氏は飲まない人なので助かっています🙂

 

まとめ

オーストラリアでも日本とは理由が違いますが、12月の道路は危ないです。

季節柄、ロードキルや飲酒運転が増えそうですが、これらは年間を通して発生してしいますので、オーストラリアでの運転の際は気をつけてくださいね⚠