ナイーブなMEは兼業農家

西オーストラリア州南部で建築とヤギ飼いの兼業農家。自給自足の生活を目指します!

豪に雪が!オージーが日本へスキーに行くのが納得できるMt. Buller(マウント・ブラー)体験談


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こんにちは☀︎

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

日本は猛暑が続いていると聞きますが、皆さん体調は大丈夫でしょうか?

実は、先々週オーストラリアに寒波がやってきてビクトリア州やニューサウスウェールズ州に雪が積もったそうです❄

 

 

 

オーストラリアに雪が?!

と驚く人もいるのではないのでしょうか?

日本より南のオーストラリアは暖かいイメージがありますが、南半球にある大きな国なので、基本的に南に行けば行くほど寒いのです。

今回雪が積もったのは、地図で示すとピンクの辺りになります↓↓↓

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このエリアにはスキー場もあります。

 

先週末には、我がファームにはヒョウが降って、何故だか1箇所にだけ積もっていました❄

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雪が大好きな旦那氏は、ヒョウが積もっただけで大喜び♪

2016年12月に日本で雪&スキーデビューを果たしてから旦那氏がスキーの虜になり、私たち夫婦は毎年のように日本へスキーへ行っております。

日本のスキー場は世界各国、特にオーストラリア人には超人気です。

パウダースノーが人気の理由だと思っていましたが、そんなわざわざ日本にまで行かんでも、、、と思っていましたが、オーストラリアでスキーをしたら日本へスキーしに行く気持ちが分かりました!!

 

オーストラリアでスキーをしようとしたら、ものすごくお金がかかるんです!!

 

私自身のオーストラリアでのスキー経験を紹介します 。

 

旦那氏の人生二度目のスキー

2016年12月に3泊4日の北海道で旦那氏のスキーデビュー、私にとっては10年以上ぶりのスキーでした。

これでスキーの虜になった旦那氏は、オーストラリアに戻って早速マイスキーギアを全てそろえ、体が忘れる前にと2017年8月に人生二度目のスキーをオーストラリアですることにしました。

  • Jetstarでメルボルン行きの格安セールがある
  • 旦那氏の両親がホテルの会員割引をくれた(6泊分)
  • スキーセットは全部揃っている

という状態だったので、スキーツアーを探すことなく個人で全て手配しました。

 

メルボルンから行けるスキー場はいくつかありますが、ホテル割引の使える宿泊先が近くにあることを条件に選んだら、Mt.Buller(マウント・ブラー)スキー場へ行くことにしました!

メルボルン空港から約240km、車で約3時間の距離です。

  

6泊7日スキー旅行の出費

※1ドル75円で計算しています。

大人2人でかかった費用

  • パース⇔メルボルンのフライト:700ドル(5万2500円)
  • メルボルン空港にてレンタカー1週間:300ドル(2万2500円)
  • 6泊7日の宿泊(食事別):180ドル(1万3500円)
  • スキー場までの交通費:544ドル(4万800円)
  • スキー4日分のリフト券:812ドル(6万900円)

ここまでで2536ドル(19万200円)。

ここに、三食の食費とガソリン代を加わえて

3000ドル(22万5千円)というところでしょうか。

 

この額を聞いてそんなに高くないと思うかもしれませんが、今回はフライトと宿が格安です。

本来ならばフライトで1000ドル超え、宿で最低でも1000ドルです。

つまり5000ドル(37万5千円)のスキー旅行です。

 

こんな値段を払うわりに、リゾート滞在でもなく結構残念な部分が多かったので、シーン別に状況と値段を紹介します。

 

① 宿泊先からスキー場到着まで

スキー場内のホテルは割引対象外だったので、スキー場の麓のマンスフィールド(Mansfeild)という町のホテルに泊まりました。なんせ割引チケットのおかげで、6泊7日で実費180ドルという破格!!

ホテルというより2ベッドルームの普通の一軒家です。町にはスーパーがあり、食事は自炊可能です。

このマンスフィールドはマウントブラースキー場のハブ的な町で、スキーに行くならばここに泊まるのが最もポピュラーとされていますが、この町からスキー場まではバスで90分ほどかかります。

メルボルン空港からレンタカーを借りてきたので、スキー場まで車で行くことも可能でしたが、運転のプロの旦那氏と言えども、雪の上を運転したことがないので、とりあえず初日はバスで行ってみました。

バス代1人あたり往復68ドル(5100円)!

しかも結構なウネウネ道のため、旦那氏の運転では行っていません。

4日間スキーをしたので、

68ドル ✕ 4日間= 272ドル(2万400円)

これが2人分。。。

 

ちなみに、運転に自信がある場合は車で行けますが、エントリー(入場料)がかかります。

車1台につき53ドル(3975円)!

しかも駐車場からスキー場までも結構遠いので、駐車場からスキー場までシャトルバスに乗ることになります。

面倒くさ!!

ということで、スキー場に辿り着くまでに痛い出費があります。

※マンスフィールドから68ドルのバスで行くと、スキー場前で降りることができます。

 

② 宿泊施設

毎朝わざわざお金払ってバスで行くぐらいなら、スキー場内(マウントブラー村)の宿泊施設に泊まってみてはどうかというと、超人気で激高です。

基本的に空きを見つけるのも難しい状態で、ようやく見つけたのがこちら!

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一部屋大人2名で2泊、朝食込み(夕食なし)で、

163,924円!!

このホテルはスキーインアウトができて、レストランやスパもあるらしく、日本でいうスキーリゾートホテルタイプです。

それでも2泊で16万超えるとは💦

 

マウントブラー村ではこのような激高リゾートホテルよりも、レンタルアパートみたいなのが主流なようです。

Airbnbで見つけたのはアパートをシェアハウスのように部屋貸しして1泊250ドル(1万8750円)です。この値段で、ベッドルーム以外を20人とシェアするのはどうかと思います。

 

ということで、スキー場麓のマンスフィールドがポピュラーな宿泊町になるわけです。マンスフィールドの一般的なホテルで1泊大人2名で150ドル(1万1250円)くらい。ここにバス代を足してもスキー場の宿の方が高くつきます。

 

③ リフト代

現在と2年前は値段が変わっているようですが、私の行った2017年7月末は

4日リフト券が406ドル(3万450円)

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2人で812ドルのリフト券。。。

 

現在のリフト券代は

1日券が132ドル(9900円)で、5日券までは割引無し。

6日券が574ドル(4万50円)、7日券601ドル(4万5075円)です。

前日までにオンライン購入すると10%オフだとか。

それでも、高っ!

 

雪質

ここまでで、オーストラリアのスキーはいかに高いかお分かりだと思います。

こんなに大金を叩いたのに、肝心の雪はガリガリのベショベショ。

8ヶ月ぶりの2度目のスキーの旦那氏は、初級コースで八の字で滑っていましたが、かき氷を作ってるのかと思うほどにガリガリと音を立てていました。そして、転けたらカチカチの氷で尻持ちを付き、そのまま滑り落ちるとベチョベチョになります。

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北海道で華麗なスキーデビューを果たした旦那氏は、一気に自信を失くしてしまいました。

 

④ 混み具合

時期によるとは思いますが、私達はスクールホリデーではない7月末から8月頭の週末を避けて行き、それでも下の方は混んでいました。

月~木曜スキーをしましたが、月曜日が最も混んでいました。おそらく、月曜まで休みを取っている人が多いのではと思われます。

すごいなぁと思ったのが、スキー目的で来たわけではなさそうな人達(主にインド系、中東系、中国系)が、せっかくだからスキーしてみよっか!というノリで、ジーパン姿の初心者がたくさんいます。そして彼らは止まれないので、リフト乗り場ギリギリまで猛スピードで降りてきたりするので結構危ないです。それを写真に収めようとする家族が集ったり、記念撮影が始まったりするので、ゲレンデに出るとスキー客ではない人が多くいるのが印象的でした。

 

5000ドルのスキー旅行を終えて思ったこと

あまりの物価の高さにできるだけ自炊をしましたが、スキー後の自炊はものすごくしんどかったです。食材も一週間分しか買っていないので、レパートリーにも限界があります。

そして、毎日バスで90分かけてスキー場へ行くのです。雪質のましな朝一に滑りたかったら、始発の7時初に乗るために6時起きです。

スキー場へ行く度にお金はかかるし、行っても雪質良くないしということで6泊したのにスキーは4日間だけ。

5000ドル払ってその内容はツライ・・・

 

では、個人手配などやめてツアーで行ってみたらと調べてみましたが、

私たちの想像するような交通手段、ホテル、リフト券、ギアレンタルなどの込み込みツアーが私の調べる限りでは存在しません。

 

日本のスキーツアー

私がここに詳しく書く必要もなく、みなさんのご想像の通り日本のスキーツアーには全て込み込みだったり、オプションで追加できたりと自由です。

私たちは過去に3度北海道スキーをしていますが

  • 2016年12/6から3泊4日でルスツ:11万円代
  • 2017年12/5から4泊5日でキロロ:14万円代
  • 2018年12/13から5泊6日でキロロ:23万円代

この値段には大人2人分の、全ての交通費と宿泊費、朝晩の食事、宿泊中のリフト券、レンタルギアが含まれています。

www.naiveme.net

 

この値段に全てが含まれ、ホテルからスキー場は近く、雪はパウダースノーなのでこけても痛くない、スキーの後には温泉に入り、夕食では7種類のレストランから豪華な食事が選べ、朝もゆっくりできるんです!!!

こんな贅沢ないってくらい快適です。

オーストラリアからの交通費を入れてもトントン、もしくはこっちの方が安くつくこともあります!!!

 

オーストラリア発の日本スキーツアー

もちろん、オーストラリア発で日本にスキーへ行くツアーもあります。

私が見たところでは、白馬行きだと1500ドルから、ニセコ行きで1700ドルからです。

白馬が安いのは、東京からバスで行ける&リゾートホテル以外の宿も多いためです。

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料金はオーストラリアの出発地や宿泊施設によって変わりますが、この値段にはオーストラリア⇔東京⇔スキー場の往復交通手段、宿泊7泊(朝食付き)、リフト券5日分、マウンテンガイドツアーが含まれています!

これでこの値段ならば、オーストラリア国内で滑るより安いし、雪質は良いし、海外旅行だし、日本食好きだったら尚良し!!!

スキーだけでなく、他の観光もできるようにと長めの滞在日数で東京や大阪、京都にも行けるものなど色々あります。

 

まとめ

一度日本の快適なスキーリゾートを体験してしまった私たちには、オーストラリアでスキーはもう二度と出来ません。

オーストラリア人がわざわざ日本にまでスキーをしに来る理由を、身をもって体験しました。

日本のスキーは最高です!

今年の冬の予約についても、そろそろ検討していきたいと思います!