ナイーブなMEは兼業農家

ワーホリ中に結婚し、現在は西オーストラリア州で兼業農家をしています。私の経験や驚きを様々なジャンルで紹介します。

元教師が語る、小学校のクラス替えの方法


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こんにちは☀︎

西オーストラリア州で兼業農家をしております、ナイーブMEです👩‍🌾

 

以前、学校ネタを書きました。

www.naiveme.net

 

そしたら、もう一つよくみんなに聞かれたアレについても紹介しておこうと思います。

 

3月に入ると、年度末のまとめ、成績処理、公的書類関係の仕事内容も多く、ものすごく忙しかったことを思い出します。

色々忙しかった中でも、特に大仕事であるクラス替えの組み換えは大変でした。

学校関係に勤めていない人には、小学校のクラス替えってどうやって決めているかものすごく気になると思います。

実際に、何人もの友達にどうやって決めているのか聞かれました。

 

今回は、そんなクラス替えの疑問について紹介します。

 

※私の小学校での教師経験は3校で7年間、クラス替えに携わったのは2校で6回ですので、全ての学校がそうだとは限りません。

 

クラス替えの頻度は?

各校自由です。

私が子どものときは2年毎にクラス替えがあったのですが、私の経験上現在では毎年クラス替えをしている学校がほとんどだと思います。

いじめや学級崩壊を考えると、2年間ずっと同じメンバーよりも毎年メンバーを変えることが風通しをよくすると考えられているようです。

 

いつクラス替えを考え始めるの?

2月中旬頃から考え始め、3月末にはほぼ決定している状態です。

 

誰がクラスのメンバーを決めるの?

前年度の担任が決めます。

来年の3年生のクラスは、現2年生の先生たちが話し合って決めます。

そのために、学年が解散する前の3月末には決定していないといけないということです。

 

子どもを分ける要素は?

これはとっても複雑です。

学校にもよりますし、学年にもよります。

私の経験上では、

  • 学業
  • 生活面
  • 友達関係
  • 気質
  • 納金
  • その他

これらが、どのクラスにも偏りがないように振り分けます。

 

学業

成績全般ですが、やはり理解度の幅が出やすい算数に焦点を当てて考えていました。

 

生活面

忘れ物の頻度や整理整頓がきちんとできるか。

これらに何の関係があるかと思うかもしれませんが、こういった生活面は団体行動にも現れます。

団体行動第一の日本の学校生活には大事な要素です。

 

友達関係

いじめや不登校、女子の異様なグループ化などがあったときの要因メンバーをできるだけ解体するためです。

 

気質

リーダー性があるか、引っ込み思案か。

これは学級運営をしていくなかで、ものすごく重要な要素です。

特に高学年になると、担任に頼るよりも子どもたちが自分たちで盛り上げて学級を作りあげていく必要があるので、リーダー性のあるキーパーソンを各クラスに置く必要があります。

 

納金

いわゆる給食費未納ってやつです。

給食費未納ならまだ学校が立替えますが、諸経費未納だと学校によっては担任が立替えます。

私の勤めた学校では毎年のように担任である私が立替えし、新年度になり毎月少しずつ返ってきましたが、1万円程返ってきていないまま退職したのでマイナスのままです。

また、未納に対する催促の電話を担任がしないといけなかったので、これまたものすごく嫌でした。

確実にその保護者に嫌われますからね。

未納家庭が1クラスに固まると、担任がものすごく辛い目にあいます。

 

その他

上に挙げたもの以外で特記すべきことがある場合。

残念ながら今の時代では、過去の保護者同士のトラブルもクラス替えの要素になることもあります。

子どものための学校なのに、親に振り回されまくりの学校です。

 

子どもを分ける手法

これらの要素が一目瞭然となるように、一人一人の要素をまとめます。

私の経験した具体的な方法は

  1. 色画用紙に大きめに印刷した名簿に左から、『 学業・生活面・友達関係・気質・納金・その他 』をA, B, C やメモ程度で表記。(基本的にBであることが前提なのでBは記入せず、よっぽどでない限り AとC はありません。)
  2. 一人一人の情報をハサミで横に帯状に切る。イメージとしたらこんな感じ↓

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  3. 自分のクラスをバランス良く3つに分ける。(3クラス編成の場合)
  4. 他2クラスも違った色の画用紙で同様にしているので、全クラスが手順3まで準備出来たら、クラス替え会議をしそれぞれのクラスを組み合わせみる。
  5. そして、あーでもないこーでもないと言いながら、細かくメンバー交換をしていく。
  6. じっと見過ぎると思考が固まってしまうので、クラス替え会議を週1回、合計で3、4回繰り返して決める。
  7. 最終決定したら、誰も触れないよう情報に厳重に封をして、学校の金庫に保管。これが、3月末の春休み開始頃。(まさに今!!)

 

4月に人事が決定したら、新学年の先生がクラス替えされた封を開け、誰が担任になるか決めてから、前年度の担任から引き継ぎをするという流れです。

 

まとめ

これだけたくさんの要素に加えて、各クラス均等に

  • クラスの人数
  • 男女比
  • 前年度クラスからの人数配分(そのために各クラス違う色の画用紙で名簿を印刷すると分かりやすい)

にも気をつけないといけないので、本当に大変です。

しかも、これを毎年繰り返していると、この組み合わせ何年か前にもあったよね?という感じになってきます。

学年が上がるにつれ組み合わせに限界があり、また友達関係も複雑になってきます。

『この子とこの子を同じクラスにしない方がいい。』にこだわると大変です。

全ての摩擦を避けて通ることは不可能ですし、子どもは未知の生き物なので、思わぬ組み合わせで良くも悪くも化学反応が起こることも多々あります。

クラス替えによって仲良し2人組を分けることもありますが、教師としてはもっと友達関係を広げてほしいという思いがあります。

以前仲間外れにされた子と、また同じクラスになることもありますが、それを乗り越えられるよう他の子のサポートが受けられるような組み合わせが考えられています。

クラスは一人対一人では成り立ちません。

教師としては、こうなって欲しいという願いを持って子どもの活動に仕掛けをすることもありますが、活動を完全にコントロールすることは不可能です。なんせ、子どもの発想や行動は予測不能なので。

たまに、新クラスの名簿を見て文句を言う保護者がいたりしますが、現担任はクラス替えメンバーを決めてきませんので悪しからず。

現担任は4月1日に昨年度末に既に分けられたクラスの名簿を貰うだけです。

 

どんなクラスになろうとも、教師たちが考えに考え抜いた結果です。決して適当に決められたものではありません。

ドキドキわくわくの新年度とは思いますが、その時時の縁を大切に学校生活を送ってほしいと思います。

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